退社後・境子の家にて

境子「夫が明後日まで出張だから、今日は丁度よかったわ。息子は大学で下中宿だし」

環美「え、この写真ってお子さんですか？ って、そういえば境子さんって何歳なですか？」

境子「みんなには内緒よ。48歳のアラフィフで〜す」

環美「見えない！肌がキレイだからかな。私より４つか５つ上なのかと思ってた」

境子「ふふ、私、肌にはその人の生き方が表れると思っているの。だから仕事と同様、スキンケアにも真剣に向かい合ってきたわ」

環美「真剣に、って大げさですねぇ。だって境子さん、元々肌が丈夫なんでしょ？」

境子「とんでもない。思春期からニキビに悩まされ、かゆみや赤みもあって、それは辛い青春だったわよ。自分にも自信が持てずに、暗い性格だったし」

環美「・・・想像できない」

境子「ところで環美ちゃん、スキンケアと毎日の生活ってどんな感じ？」

環美「え、普通ですよ。一応それなりの値段の化粧品で化粧水から美容液、乳液・クリームまで。パックやアイクリームも適当にやってます。眠れないこともないし。なのに、なのに…。最近肌がトシとったなあって感じるんです」

境子「日焼け止めは使ってる？営業で毎日のように外に出るでしょ？」

環美「昔からあの感覚が苦手なんです。ファンデ塗っていれば大丈夫だと思って」

境子「日焼け止めとファンデを重ねると、紫外線防止効果は高いのよ。お化粧だって汗をかくと落ちちゃうでしょ？マメに直してる？」

環美「えへへ、結構適当。肌がキレイっても言われてたし、ノーメークでもいいかなと。もういいんです。肌もトシをとったってことだから、仕方ないですよ」

境子「元がキレイな子はこれだから。でもね、言っておくわ。肌のトラブルのうち、加齢による自然老化は20％、残り80％は紫外線などによる光老化なのよ。だから紫外線をきちんと防いでいれば、肌トラブルの8割は防げる可能性が高いの」

環美「えー、そんな(>_<)
じゃあ、じゃあ今まで受けてしまった紫外線はどうしたらいいんですか？もう取り返しがつかないの？」

境子「完全にゼロにすることはできないけど、紫外線を防ぎつつダメージを受けた肌を修復していくことは可能よ。それも毎日のスキンケアで」

（解説）美肌は紫外線対策から

　肌の美しさは、紫外線対策をどれくらいきちんと行ってきたかによる、といっても過言ではないでしょう。

元々肌が丈夫な人ほど、油断して対策を怠りがちです。年齢による老化が占めるのはたった2割。8割は本人の努力次第なのです。

肌の美しさは年齢すらも超えてしまうのです。

化粧品は、今あるトラブルを解消するだけでなく、肌力そのものを高めるものを選ぶ視点を持つことが大切です。

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